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あるところに、深い森となだらかな草山にはさまれて、小さな町がありました。
この町は南へゆっくりさがる坂の町で、こげたパンのような色の小さな屋根がならんでいます。
そして、町のほぼまん中には駅、ちょっとはなれたところにはかたまって、役所、警察 署、消防署、学校があります。この町は、どこにでもあるふつうの町のようです。 ところが、すこし気をつけて見ると、ふつうの町ではあまり見られないものがあるのです。
その一つは、町の高い木という木のてっぺんにぶらさがっている銀色の鈴です。この鈴は、嵐でもないのにときどき大きな音をだすことがあるのです。すると町の人たちは顔を見あわせて、 「おや、おや、またちっちゃなキキが足をひっかけたね」と笑いあうのでした。 そう、みんなにうわさされているこのキキも、ふつうではありません。ちっちゃなくせに、高い木の鈴を鳴らすのですから。 それでは、目を町の東のはずれにうつして、キキが住んでいる家をちょっとのぞいてみましょうか。 通りに面した門の柱には、
「くしゃみのおくすり おわけいたします」という木のふだがかかっていて、緑色のペンキでぬった戸が大きくあいています。そこを入ると、広い庭があって、左奥に平屋の家が見えます。庭には、大きな葉やとがった葉のいろいろ変わった草がきれいにならべて植えてあり、あたり一面に、なにかぶんとこうばしいようなにおいがただよっています。このにおいは家の中までつづいていて、台所においてある大きな鏡のおなべのところでいちばん強くにおうようです。台所からは、ちょうど居間の正面の壁が見えますが、どこの家でも見られるような絵や写真のかわりに、木の金たばねたほうきが、大きいのと小さいのと、二本ならべてかざってあるのが、ちょっと変わっているといえましょうか。
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新米魔女キキ「ひとり立ち」を目指す成長物語。「ひとり立ち」するためにはじめての街にやってきた13歳の魔女キキと相棒の黒猫ジジ。彼女が懸命に考えて自立するために始めた仕事は、ほうきで空を飛んで荷物を届ける宅急便屋さんでした。ミスしておちこんだりしながらも元気に生きるキキは荷物を運びながら大事なことを発見していきます。相棒の黒猫ジジと喜び悲しみを共にしながら、町の人たちに受け入れられるようになるまでの1年をさわやかに描いた物語。
Характеристики | |
Название на японском | 魔女の宅急便 |
Автор(ы) | Эйко Кадоно, худ. Акико Хаяси |
Наличие фуриганы | Нет |
Страниц | 272 |
Формат | 150×210мм (A5判・変型) |
Обложка | Твердый переплет (суперобложка – глянцевый ламинат) |
Язык | Японский |
Год издания | 1985 |
Страна издательства | Япония |
Страна печати | Япония |